ヨガとヨーガの違い
ヨガは、ダイエット効果や美容効果が高いことで女性を中心に人気となっています。そんなヨガの定義を説明していきます。本来の目的や「ヨガ」と「ヨーガ」の違いといった詳細を理解してヨガに対する見解を深めましょう。
ヨガの定義
ヨガは、サンスクリット語で「くびき、繋ぐ」もしくは「馬をつなげる道具としてのくびき」といった意味を持つ「ユジュ」が語源で、体・心・魂を神に結びつけるための修行として生まれました。この頃のヨガは瞑想が中心で、静のヨガでした。ヨガの最も重要な参考書であるヨーガ・スートラには、具体的なヨガの実践方法が記載されていました。ヨーガ・スートラによれば、ヨガは心の動きを抑止することと定義されています。これは、心の動きをコントロールする様々な鍛練によって苦しみから解放される事を目指しています。
心身共に健康になれるヨガ
今ではダイエットや健康法としてブームとなっているヨガですが、本来の目的は苦痛からの解放です。これは、快適で安定した心を作るということです。ヨガのポーズには体の歪みがとれたり柔軟性が向上するといった効果があります。これはエクササイズ的な要素が強く快適で安定した心を作るためには何かが足りません。そこに瞑想や呼吸法を組み合わせることで、集中力が高まり穏やかな気持ちになることができるのです。
この心の状態はよく海に例えられます。海は穏やかな日もあれば大きく荒れる日もあり、毎日異なった状態のように思えます。ですが、海の底は常に平穏です。ヨガはその鍛錬によって、何か心を大きく動かす物事が起きても常に海の底のように平穏な状態を保てるような心を手に入れることを目指します。ヨガは身体の歪みがとれたり柔軟性が向上して健康になりつつ、穏やかな気持ちを得ることができるのです。
ヨガとヨーガの違いとは
実はヨガには、細かく分類すると「ヨガ」と「ヨーガ」といった2種類の表現があります。では違いは何なのか?それには諸説あります。その中の1つが、日本に入ってくる際に経由した国によって違うという説です。日本に入ってきたヨガは、中国を経由したものとアメリカを経由したものがあります。中国経由で入ってきたものは、ヨーガと発音していて瞑想や精神統一を目的としたものです。また、アメリカを経由して日本に入ってきたものはヨガと発音しています。アメリカ経由のヨガはエクササイズを目的としたもので、現在日本のスポーツクラブ等で行なわれているヨガはこれにあたります。
これらを基に、今では言葉を使い分けて2つの意味合いをもたせています。ヨガは、一般的に体を動かすことを中心としたヨガ。ヨーガは、体も動かしますが瞑想等が中心のもので静のヨガとされるもの。いわゆるヨーガ・スートラに記載されている初期のヨーガに近いものとされています。
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