ホットヨガの原点「ビクラムヨガ」
ホットヨガの原点と聞くと、ダイエットのためのヨガだろうかと思う人も多いと思います。ですが、ビクラムヨガも肉体だけではなく、精神の安定にも大きく影響します。ここではビクラムヨガについて詳しく説明しています。
ビクラムヨガとは
ビクラムヨガは1946年インドのカルカッタ生まれのビクラム・チョードリー氏によって設立されたヨガです。よく聞くホットヨガの原点といわれています。平均室温40℃、湿度40%以上のスタジオで、26のポーズと2つの呼吸法を基本にレッスンを行なうヨガです。このレッスンは世界共通のプログラムになっています。ですから老若男女、人種、言葉を問わず行えるため世界的にも広く普及しています。常に同じポーズを同じ順番で行ないます。同じプログラムだからこそ少しの変化に気づくことができ、続けていくことで自信を深めることもできます。
ビクラムヨガのルーツ
ビクラム・チョードリー氏が、1970年にインドから東京に招かれてヨガのスタジオを開くことになったのがビクラムヨガのルーツとされています。来日したのが2月で、その時期の東京は1年中暑いインドと比べると非常に寒く、またチョードリー氏がオープンしたスタジオには暖房施設がなかったために寒すぎて身体をうまく動かす事ができませんでした。そこで、生徒たちはスタジオを暖めるためにストーブ等の暖房器具を持ちよりヨガをすることにしたのです。するとそれまで寒さで縮まっていた筋肉や関節がどんどんほぐれてきて、自由に動けるようになりました。これこそが平均室温40℃、湿度40%以上のスタジオで行なわれるビクラムヨガの原点なのです。
室温が高い理由
平均室温40℃、湿度40%以上といった非常に高い室温・湿度のスタジオでレッスンが行われるのには理由があります。それは、そういった状態のスタジオで実施することで体の柔軟性を最大限に引き出し、負担を少なくよりしなやかに体を動かすことができるからです。
ですが、それだけのために室温や湿度を高くしている訳ではありません。この室温にすることで、毛穴がよく開き大量の汗をかくことができます。そうすることで、老廃物の排出を促進するデトックス効果も上がります。また、血のめぐりや体内の循環が良くなるので、ダイエットやストレス解消などに効果があり、さらにはアンチエイジング効果も期待できます。ビクラムヨガが世界中で愛され続ける理由は、忙しい日常から自分自身を解放して、ビクラムヨガのポーズに集中することでリフレッシュ効果を得られる点が大きいようです。
ちなみにベッカム(サッカー)やセレナウィリアムズ(テニス)といった有名アスリートも、ビクラムヨガの愛好者として知られています。
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